第6回とんぽけオフシングル優勝構築 ゲンガナンスバシャバンギ
はじめまして。とんぺーポケモンサークルのさかしたです。
今回は、3/19に開催された第6回とんぽけオフのシングル部門で優勝したパーティーを紹介させていただきます。
一応このPTでシーズン14シングルレートにも潜っていて、最高レートは2013だったのでそれなりの完成度だとは思っています!
それでは、早速パーティーの紹介に移ります。
※当日のオフでは、バシャーモに持ち物を持たせていない状態で参加していますが、これは単なる私のうっかりミスです!(バシャの性格が”うっかりや”というところに掛けた面白ギャグ)
「はたきおとすのダメージが小さくなるため」とか、「相手の動揺を誘うため」といったものではありません。パーティーの確認はしっかり行いましょう(戒め)。
<使用PT>
ポケモン | 技1 | 技2 | 技3 | 技4 | 持ち物 | 特性 | 性格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
バシャーモ | とびひざ | めざパ氷 | ほうしゃ | まもる | なし(タスキ) | かそく | うっかりや |
バンギラス | エッジ | かみくだく | おいうち | ほえる | ラム | すなおこし | しんちょう |
ゲンガー | たたりめ | ヘド爆 | みがわり | 催眠術 | ナイト | ふゆう | おくびょう |
ソーナンス | みちづれ | アンコール | カウンター | ミラコ | オボン | かげふみ | ずぶとい |
ギャラドス | アクテ | かみくだく | 氷牙 | りゅうまい | ナイト | いかく | ようき |
ジャローダ | リフスト | へびにらみ | リフレク | ちょうはつ | ゴツメ | 天邪鬼 | おくびょう |
構築の出発点はゲンガーとソーナンスから。
通常のゲンガーナンスでは、この次にポリゴン2が入ってくることが多いですが、今回はゲンガーナンスに対して選出されやすいファイアロー・ 化身ボルトロス・ゲンガーに強いバンギラスを使ってみようと思いました。
ポリゴン2とは違い、すなおこしによる高い特殊耐久と、ゲンガナンスで一貫する悪・ゴースト・飛行・炎に対するタイプ耐性、さらにおいうちを使うことでこれらのポケモンの交代際にしっかりダメージを与えることができます。
続いてここまででつらいガルーラ・ガブリアスに打点を持ちつつ、上から殴れるめざ氷バシャーモを採用。最後に補完として、バシャーモ・マンムーを起点にできるメガギャラドスと、キノガッサ・マリルリに強いジャローダを入れて完成。
滅びの歌を軸にしたゲンガーナンスは、ゲンガー+ソーナンス+(クッション役)のような選出をしなければならず、動かしづらいと感じたことと、相手のフェアリーに打点が欲しかったことを踏まえ、メガゲンガーの技を(たたりめ/ヘド爆/みがわり/催眠術)に変更。これによりゲンガー単体の選出が可能になり、選出の幅が広がりました。
基本選出は、(ゲンガー/ソーナンス/バンギラス)又は(バシャーモ/バンギラス/ギャラドス)です。ジャローダは相手にマリルリ・キノガッサがいる場合に選出しました。
基本選出以外でもどのポケモンも互いに縦の相性が良いので、多少崩しても十分戦えます。逆に、2メガの構築ですがギャラドス+ゲンガーのような選出をすることはほとんどありませんでした。どちらのポケモンもメガシンカをしないと火力が足りず、それよりは他のポケモンを選出したほうが、決定力不足をカバーしやすいことが多かったためです。
↓以下は個別解説です。
<個別解説>
うっかりや
実数値:155-146-90-178-81-127
努力値:0-44-0-252-0-212 (めざ氷UVUVVV個体)
C:H252メガゲンガーに対してかえんほうしゃが乱数2発(82.03%)
S:1加速で最速メガボーマンダ抜き(2加速で最速スカガブ抜き)
オフの予選第一試合中に持ち物がないことが発覚したポケモン。
本来ならタスキを持っているため、メガボーマンダの攻撃をめざ氷+ほうしゃで落とすことができるのですが、普通にワンパンされたので???ってなりました(また、当日使用した個体は努力値振りをミスっており、CS実数値がそれぞれ1低いので加速しても最速マンダと同速というガバガバ具合…)。それでも特性が優秀なバシャーモのスペックは高く、勝利に貢献してくれました。
主にガルガブやクチート軸のPT、ゲッコウガが見えたら積極的に出していきます。ゲッコウガを抜くことはできませんが、加速によるプレッシャーとタスキによる行動保証があるので、強気に動くことができます。
トリルを張られてもタスキが残っていればメガクチートを落とせるので、雑に扱って強引に相手を削る場面と終盤までタスキを温存する場面を見極めて使っていきたいです。
〇バンギラス@ラムの実
しんちょう
実数値:207-160-131-×-160-82
努力値:252-44-4-×-204-4
HD:補正無しC252メガゲンガーの気合玉を確定耐え(81.2〜96.6%)
A:砂+成功おいうちでH252メガゲンガーを高乱数
受けループに採用される慎重バンギラスです。
初手でこちらのゲンガーと相手のゲンガーが対面した際の安定した引き先になります。砂ダメ+おいうちでタスキゲンガーを逃がさずに狩ることができます。他にもバシャーモを止めに来るファイアローや化身ボルトロスに強い点も評価できます。
持ち物は交代際に打たれる鬼火等の状態異常技に強くなれるラムの実です。対面から鬼火を打ってくる舐めたファイアローには、ラム食ってエッジをブチ込みましょう!(当たるとは言ってない)
また、吠えるを持つことでオニゴーリやちいさくなるポケモンの起点になることを回避することができます。この枠はゲンガーのたたりめとシナジーがあるでんじはや、役割を長持ちさせるねむるが候補になると思います。
〇メガゲンガー@ナイト
おくびょう
実数値:135-×-100-222-116-200 (メガ前:135-×-80-182-96-178)
努力値:0-×-0-252-4-252
CS:ぶっぱ
D:余り
構築のエースであるため火力重視のCSぶっぱです。
動き方としては、相手の交代際やみがわり、ソーナンスのアンコールで作ったスキに合わせて催眠術を打っていきます。催眠術は所詮命中60の技なので安易に打たないようにに気を付けます。
ウェーイwww催眠ワンチャンwwwやってるよりも、ヘド爆で確実に相手を削ることが大事な場面の方が多いです。
パーティーに状態異常技を持っているポケモンがジャローダしかいないので、たたりめとの相性があまりよくないため選出は控えめですが、このパーティーで唯一フェアリーに対する有効打を持っているポケモンなので、ガルーラとニンフィア(マリルリ)がいる相手に対して、よく活躍してくれました。
〇ソーナンス@オボンの実
ずぶとい
実数値:292-×-121-×-84-53
努力値:212-×-252-×-44-0
HB:補正無しA252ガブリアスの逆鱗をオボン込2耐え
D:余り
パーティー全体でつらいガブリアスやカイリューといったポケモンを処理する枠。ちなみに僕が一番好きなポケモンです。反撃技かアンコール・みちづれを選択するかの択が非常に難しく、使っていて面白いです。
僕は、最悪ソーナンスでこちらがつらいポケモンと11交換できればOKと考えているので、ガブリアスやカイリューに対しては、積み技を打たれそうな場面でも、みちづれ連打することが多いです。珠バシャーモのような両刀の可能性があるポケモンはめざ氷で削ってからフレドラを打ってくることが多いので、体力に余裕があればアンコール、厳しければみちづれを使います。
苦手なポケモンは多いですが、役割対象への処理能力は高く、このパーティーのエースであるメガゲンガー・メガギャラドスの起点を作るという面でも、欠かせない存在になっています。
〇メガギャラドス@ナイト
ようき
実数値:171-207-129-×-150-146 (メガ前:171-177-99-×-120-146)
努力値:4-252-0-×-0-252
AS:ぶっぱ
H:余り
構築のエースであることと、マンムーを舞わずに上から殴りたかったのでASぶっぱ。
メガゲンガーが出せない際のエースになります。火力が若干足りないものの、優れたタイプを持つので、起点にできるポケモンは多いです。
主にジャローダでへびにらみ+リフレクターを張った後に、死に出しから竜舞して全抜きを狙います。火力不足のためメインの水技はアクアテール、ドラゴンを大きく削るために氷の牙を持たせています。
相手のギャラドスが重いことと、命中安定の技を持ちたかったのでかみくだくを持っていますが、ロトムで止まらないためのじしんや、クレセを安全に起点にできるみがわりといった技も候補になると思います(本当に技スぺが足りない…)。
おくびょう
実数値:182-×-115-95-116-181
努力値:252-×-0-0-4-252
HS:ぶっぱ
D:余り(D>Bでダウンロード対策)
ここまででつらいキノガッサ・マリルリに強いゴツメジャローダです。
ゴツメジャローダはSを削ってBにまわしているものが主流ですが、ゲンガー・バシャーモ・ソーナンスがいる今回の構築ではガルーラをそこまで重く見る必要はないと考え、メガルカリオや最速ボルトの上をとるために最速にしました。
技構成はテンプレのリフスト/にらみ/リフレクに加え、害悪対策や後発のポケモンの起点作成に役立つちょうはつを持たせています。
物理受けなのに回復技がないのは心もとないですが、何度も繰り出せる物理耐久をもったポケモンではないのと、光合成は同時選出されやすいバンギラスとの相性が悪いので、この枠はちょうはつで正しかったと思います。
補助技で後発の起点を作りながら、自身も高火力の技を打ち続けることができるので、非常に扱いやすいポケモンでした。
<まとめ>
構築単位でつらいのは、ギルガルド・サーナイト・(鬼火やバトンをもった)バシャーモ、でしょうか。
特にサーナイトはトレースによってこちらの特性がコピーされてしまうので、初手ソーナンスでのキャッチができず、バシャーモやギャラドスも出しづらいので非常に厳しいです。
それ以外のパーティーに対しては、現在流行しているポケモンに対して強いメンツがそろっているので、比較的戦いやすいと思います。
レートではかみくだくをもったガルーラが大量発生していて厳しい場面も多かったですが、なんとか最終レート2000を達成できたのは良かったです。
また、とんぽけオフではこの構築ではじめて優勝することができてうれしかったです。決勝で持ち物なしバシャーモを選出することになるとは思いませんでしたが、会場の皆さんが盛り上げてくれたこともあり、とても楽しくバトルをすることができました。
次のシーズンではシングルやるかどうかわかりませんが、また新しい構築を考えていきたいと思います!
ここまで読んで頂いてありがとうございました!あとでとんぽけオフのダブルで使った構築も書こうと思いますので読んで頂けると嬉しいです!
(パソコン苦手だから書くのに5時間くらいかかった…(-_-))